風 景

青 森


 階段国道(国道339号線)


   訪問日


 2013年 8月


詳 細


 青森県 外ヶ浜町にある国道399号線の一部で、全国で唯一「階段」が指定されている区間です。
 国道339号線は青森県 弘前市から外ヶ浜町に至る全長108.4kmの3ケタ国道です。
 終点付近に「階段国道」がありこの区間は車両通行不能となっています。(車両は絶対に無理です)

 階段は362段、全長は388.2mで高低差は約70mあります。
 上の入り口周辺に民家は無く、ホテル・竜飛海底駅・道の駅・海上自衛隊の基地と竜飛崎灯台しかありません。
 下の入り口周辺は集落になっていて、車道から階段までは地道になっています。

 どちらの入り口にも案内看板が立っていて、すぐに分かるかと思います。
 階段はきれいに整備されていて歩きやすいですが、段数が多くつづら折れとなっている為、
 下りは楽ですが、帰ってくる時がしんどいです。(行ったら戻ってくるしか道はありません)
 車で下へ行く際は入り口から1km程戻った所にある道を下りると行けます。


 当初は階段では無く坂道だったそうです。
 階段になったのは国道指定から20年近く後です。名物として残すよう働きかけた地元の要望だそうです。
 
 このような区間が国道に何故なったかはっきりとは分かりませんが、国道指定する際に現地を確認せず
 書類上でのみ処理した為と言われています。県道の時からこんな道だったそうですが・・・

 何はともあれ観光地としての役割を十分に果たしていて、休日には龍飛崎とココを目当てに多くの
 観光客が訪れます。
 テレビや雑誌でも取り上げられる日本で一番有名な国道であり、一番多く写真に写っている「おにぎり」では
 ないでしょうか。


行き方


 津軽半島の先端にあります。
 青森市内から国道280号線を北上するか、五所川原市内から国道339号線を北上すると行けます。
 駐車場は上の入り口近くにあります。下の入り口周辺は集落になっているので路駐はやめましょう。






階段国道入り口。
よく出てくる写真です。




案内図があります。




奥に見えるのは龍飛崎灯台。




階段国道ならぬ「階段村道」
龍飛崎灯台まで続いています。
合併で町になりましたが看板は村道のままです。




階段国道へ。
ここから362段続きます。




補助標識まで付いています。












アジサイが綺麗でした。




まだまだ続きます・・・




景色が開けてきました。




振り返っても人がいません・・・
ほとんどの人は少し下りて戻って行きます。




津軽半島先端の帯島。




広場になっていて見晴らしがとても良いです。
中腹に学校があったそうなのでその跡かもしれません。




ここにも「おにぎり」が。




ここからは上が開けています。




つづら折れが始まります。












集落の上に出てきました。




やっと階段の終わりが・・・。




ゴール。
長い道のりでした。




階段国道1段目。
そして全国で最も多く写真に写っているであろう「おにぎり」
「おにぎり」とは国道標識の事です。形からマニアの間でそう呼ばれています。




軒先を通ります。
国道を表しているのか道が朱色です。




ここまでなるとただの路地です。




下の入り口。
ここにも案内図があります。




見上げるとかなり下りてきたのがわかります。
今度はこれを上らないといけません・・・
しかし、全国で唯一ですし折角本州の端まで来たのであれば
歩いてみる方がいいかと思います。






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